9時半頃、別の点滴が追加された。
と同時に姉貴が到着。
一応付き添いをしてくれる事になってたもんで。
しばらく話しをしてると、10時20分頃に順番が来たと言われて、看護婦さんは帰りに僕が使うストレッチャーを転がして、僕は歩いて手術室に向かう。
3階までエレベーターで降りて、姉貴は待合室へ。
僕は手術室へ。
やっぱり手術室は、今までの診察室なんかとは違う感じがする。
中央の手術台の上には、大きな丸型のライトが3つ。
いかにもそれっぽい。
部屋には5人くらいいたかなぁ。
まずは横になって、麻酔を腰に注射する。
昨日先生から、9月の排膿手術の時より、麻酔の量も多いし針も太いと言われてたので、ちょっと怖い…。
背中全体に消毒薬を塗って、膝を抱えて頭も丸める感じの体勢になって、背骨の位置を入念に確かめながら、
「それでは、今から麻酔しますね~」
「はい、お願いしま~す」
前の時は、ピキッって感じだったけど、今回はもっと太いイメージで、やはり前回よりちょっと痛い…。
時間もちょっと長い気がした。
途中で、右足に電気が走ったような衝撃があって、
「足に痺れがきましたか?」
「はい、今ありました~」
あれは、なんなんだろう…。
で、やっと終わったとおもったら、
「すみません。ちょっと位置を変えてもう一度します」
「…………はい…………」
一回目のが上手くいかなかったからか、もともとそういうもんなのかはわからないけど、かなりガッカリした。
今度は、さっきの位置よりも少し頭よりの方にグサリ。
やはり暫く注入して、やっとこさ麻酔終了。
それで、今度はうつ伏せに寝る。
手は少し万歳をする感じで、足は少し開く程度。
この状態で、腰の部分だけベッドが持ち上がる。
左手の人差し指に、脈拍を計るクリップを付けて、右手には血圧計を巻く。
この血圧計は、数分おきに、自動的に膨らんで血圧を計ってくれる奴だった。
凄いね~!
でもって、お尻をテープで広げ、テープの先を手術台自体に貼り付ける。
「それでは始めます」
「よろしくお願いしま~す」
何かを入れたりして、
「痛いですか~?」
「そんなに痛くはないですが、感じはします~」
それから、結構強い力でグイグイっとされたりするも、特別痛い事はない。
しばらくすると、ジリジリって音がして、かすかに感触も伝わる。
あぁ、レーザーメスで焼いてるんだな~と思い。
「いま、焼いてるんですか~?」
「そうですよ~、焼いてるんですよ~。ちょっと焼肉って匂いじゃないですけど」
「美味しくなさそうな匂いですね~」
的な会話をしつつ、およそ30分程度で無事終了。
手術台のすぐ横に、ストレッチャーが置かれて、うつ伏せの体をゴロゴロっとストレッチャーに仰向けに移る。
手術室を出たと思ったら、今度は隣りの手術室へ。
ここで、僕の大事なジュニアに管を入れる。
麻酔の関係で、暫くは自分でオシッコができない。
この状態があまり続くと、膀胱にオシッコがたまり過ぎて良くないので、管を膀胱まで入れて出さなきゃいけない。
しかし、これかかなり痛い…。
なので、この病院では手術の時に合わせて、管を入れる事を勧めており僕もそうした。
入れられながら看護婦さんに聞くと、膀胱までなので10cmくらい奥まで入れるらしい。
入れてる間、特に痛みはない。
抜く時は、ちょっと痛いけど、一瞬だからこっちを選んで正解だと思う。
管入れ終了後、部屋に戻る時に先生からの説明。
手術は予定通り終了との事。
それで昨日聞いたように、ゴムを入れるのはまだ先なんだけど、だいたい3~4ヶ月も先の話しらしい。
今回ガバッと切り取った部分が一旦元に戻ってから、改めてゴムを入れて今度はゴムによって切ると。
今改めて考えると、じゃあ二回も切るの?
う~ん、今度先生にまた聞いてみよう。
そんでもって部屋に到着。
部屋のベッドの横にストレッチャーを並べて、看護婦さん二人だけでベッドに乗せかえた。
思わず、
「さすがプロですね~」
と。
この後、14時までの3時間程は、仰向けのままで、寝返りも禁止。
14時からは寝返りはOKだけど、起き上がりは禁止。
ベッドを起こすのも禁止。
明日の朝までだから、結構つらい。
そう考えると、寝たきりって大変だな~とつくづく感じる。
14時になって、水・お茶・ポカリ系はOKになったので、ポカリで痛み止めの薬を飲む。
この薬は、3時間おきに17時・20時にも飲む予定。
術後3時間も経つと、麻酔による下半身の痺れもだいぶなくなってくる。
上の方からなくなってきて、最後に足の先みたいな感じ。
あ、飲み物は、前持って500ccのポカリとお茶を買って冷蔵庫に入れてたんだけど、手術から部屋に帰ったらそれぞれにストローがさされていた。
この辺も手際がいいですね~。
とりあえず、こんなとこで~♪